ただ今、オークションで落としたKSR純正VM18キャブを、SUS441さんに19.5パイ+α加工して頂いた物でキャブセッティングしております。
MJ#100にて1/2~全開の開度は燃調が取れたのですが、低~中開度も濃くなりすぎでノーマルニードルでは全く歯が立たず、例の“ボコツキ”が全く消えてくれない・・・で、ニードルつくったり、カッタウェイ削ったり・・・で、やっと例のボコツキを解消し、
条件さえ合えば普通に乗れる合格ラインまで引き上げたのですが、その条件とは、“超シビアなアクセレーション”でして、アクセルの急な開け等は厳禁。回転に合わせて開けてやらないと、全く使えない状態
でした。やはり、普段使いでストレス無くKSRを使いたいので、さらなる高みを・・・と、VM18の構造を理解すべく、部屋に転がっているKSRを入手した時に初めから付いていた、多分他車種の物であろう謎のVM18キャブを手に取り、マジマジと見てたら、
??とても悔しい事に気が付いてしまった・・・
まずは、
その問題の“謎”のキャブ。チョークバルブがKSRと違う事を除けば、概観はまったくのKSRと同じ形。
初めは、KSR純正とばかり思っていたのだが・・・
純正KSR改19.5+α(こちらにはチョークバルブが付いてなかった)にこのチョークユニットをアッシーで付けようとしたら取り付け螺子径と螺子の深さが違って 「?」となりまして、さらに↓
この謎のVM18には、KSRの純正VM18には必ずあるはず(後から知ったんだけど)の、スロージェットのあわ立ち防止用#50ジェットの取り付けねじ山が無い。
で、このキャブを何用の純正キャブなのか色々調べてみたら、VM18というキャブは、ヤマハのRZ50やTZR50系にも使われているようなんですが、ヤマハさんの方は、アイシング防止(もしくは気化促進)用にウォーターライン(エンジン冷却水)を取り付けるニップルが付いてるので、こいつとは違います。
で、さらにVM18が初めから付けられている車種を調べていくと、画像ツキで、こいつとピッタリのキャブを使用してるバイクが見つかりました。
そのバイクの名は、
SUZUKI RG50Γ丁度私が原付の免許を取れる年齢の頃に最速・最強の原チャリだったあのガンマです。昨日、やっと見つける事が出来ました。
80ccのKSRについてるVM18が、他社では50cc搭載・・・って突っ込みと、今更ガンマネタなんてのはどうでも良いんですが、ま、何用か解ってスッキリしたのは確かです。
で、ここまでは、何にも悔しい内容ではありませんね。
はい、本題はココからです。
このキャブ、てっきり他車種純正無加工のVM18とばかり思ってたんですよね。
で、昨日、マジマジと見てたら、ネットで見てきた他車種のノーマルVM18と違うところがありまして・・・
「あれ?このキャブ、チョークのエア取り入れ口まで削りが?」
「19.5+α加工キャブも、確かこうなってたような・・・」
で、計ってみたら、
ちょい片手なんで表示の数値が落ちてますが、間違いなく19.5パイ加工品!!
「マジ?うそやろ!」本当に声に出しちまいましたよ。(汗)
前のこの車両の持ち主、遮蔽版外し・チャンバー・CDI交換やらキャブ加工、一通り済ませてたみたいですね。
これなら、SUS441さんのトコに19.5+α加工お願いしなくても良かったかな・・・と思ったりもしてしまいますが、このΓキャブの19.5パイ加工は多分一昔前の加工品。
今回別のKSR純正キャブをSUS441さんにお願いした加工の“+α”ってのは、
こちらが、ガンマキャブに施された19.5パイ加工のインマニ側。
で、こっちが“α”加工された19.5パイ加工キャブのインマニ側。
写真で見るとポートの肉厚の違いで“α”加工の方が、キャブ径が大きいように見えてしまいますが、スロットルバルブのポート径は同じ19.5パイ。
“α”加工ってのは、インマニに向かってテーパーでポートが広げられているんです。
(もち、ポート側のインシュレーターも加工して頂いてます)
全く同じ19.5パイ加工ならガックリでしたが、この“α”加工だけでも、加工して使用するだけの物はあるでしょう。
と、謎のVM18キャブが実は宝物?だった事でちょっと嬉しい私ですが、そのキャブをマジマジと見てて、ある一つの、「そこだけは、キャブ本体を加工しても何とかしたい~」開度での、
ボコツキの突破口のヒントが見つかりました!(昨日の夜ね)
試しに、今日、珍しく仕事に空き時間があったので、そのヒントを実施(ある物体)してみたら(帰宅中にキャブセッティングしてるので、セッティングパーツは常にウエストバックに忍ばせてます)、これが大当たり!!
いままで苦労は何だったの!!ってくらい、今までのセッティングでもここまで綺麗に嵌るか!!ってぐらいのベストセッティングが出ました!!
全開度ボコツキ皆無で、発進からトルクに乗って滑らかに加速。アイドリングも超安定。で、ひとたび開ければ3~4000rpmからでも滑らかに立ち上がり6000rpmからは2stらしいパンチの効いた加速力。
これなら、
誰が乗っても全く違和感無く、下から上までホント普通の調子の良い小型2stバイクとして楽しめる仕様になりました。
(つか、その普通が出なくて大変な思いをしてるのがKSR80乗りなんすけどね)
■参考記事
http://okwave.jp/qa/q1655452.htmlここの上から二つ目の回答の
「諦めて谷と共に生きているKSR乗りも少なくありません。」
で、帰路を、
本当に気持ちよ~~~く(もう言葉では言い表せません!)帰ってきて、美味いビール飲んでたら、
例のコイツが届いてしまった。
ま、調子が良くなった・・・って言っても、8000rpm頭打ちみたいな感じは継続なんで、コレを入れてホントに10000rpmまで回るのか試してみるのは間違いないが、もう少しだけ、今の普通使いの“完調”が本物かどうか、乗り回すとしよう
例のヒント、いずれアップするかもしれないし、しないかもしれない。結局自己満足だしね。
理屈の説明に“図”があれば簡単なんだけど、その“図”を製作&アップするのがメンドクサイ・・・とも言う。
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- 2012/08/30(木) 23:53:21|
- KSR2
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