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TT250R Raid 2度目の腰上オーバーホール その9  シリンダー&ヘッド組み立て

前回、あまりに大急ぎで腰下載せ変え→バルブクリアランスに飛んでしまって、シリンダ&ヘッドの組み立て上げてませんでしたね・・・

なんで、遅くなりましたが、シリンダ&ヘッドの組み立てあげときます。

P1190146.jpg

P1190119.jpg


ん、まずはピストンから。

前に外してカーボンを確りと落としたピストン君、こいつに新品のピストンリングはめ込んでいきます。

まず一番最初にオイルリングを入れるのですが、このオイルリングは、エキスパンダリング(画像のギザギザのリング)を薄っぺらいオイルリングで挟む形でピストンに組み込むのですが、お恥ずかしながら何時も忘れてしまって「??」状態で戸惑うんですが、今回もしっかり戸惑いました。

何時も、一番下のオイルリングを何気にピストンに入れて、その次にエキスパンダリングを・・・とやってしまうのですが、これやるとエキスパンダリングがピストンの溝に入りません。

エキスパンダリングは、奥が段で広がっていて(奥側がピストンのオイルリング溝幅にピッタリ収まるようになってます)、その段に上下のオイルリングが乗っかる形になるので、画像のように一旦オイルリングを下に逃がして先にエキスパンダリングをピストン溝にはめ込んでから、下にずらしたオイルリングをエキスパンダリングに乗っけるようにピストン溝に落とし込みます。その後に上側のオイルリングを、下側のオイルリング同様にエキスパンダリング上部に入れて完成です。
注意しておきたいのは、このエキスパンダリングとオイルリング、サービスマニュアルに記載されている切りカキ位置をちゃんとずらして入れておかないと、全部入れ終わった後にオイルリングやエキスパンダリングの切りカキ位置を修正しようにも、全部が合体したように回ってしまって大変になってしまいます。
P1190120.jpg
はい、オイルリング入りました。


オイルリングが入ったら、セカンドリング(裏表間違えないように注意!)&トップリング(こちらは裏表の指定無し)の順で、慎重にリングを入れてピストンリング系は終了。


お次は、リングが組み終わったピストンをコンロッドにセットするのですが・・・

P1190123.jpg
このサークリップを嵌めるのが大嫌いなんすよ・・・

片側は、画像のようにピストンピン入れる前にピストンを手元に持って入れれるからまだいいんだけど、ピストンとコンロッドをピストンピンでつないで、蓋をするもう片側のサークリップなんて、いつも冷や冷やもので入れてます。
気を緩めると、「ピン!」と何処かに飛んでっちゃいますから~~~~~~!
なかでも一番最悪なのは、その飛んでったサークリップがクランクケースの中に入っちゃうこと。
面倒でも、コンロッドが飛び出しているクランクケース穴とカムチェーン室にはウエスを詰め込んでおきましょうね!

P1190127.jpg
ピストンをコンロッドに組み終わったら、クランクケースにダウエルピンはめて、次にベースガスケット入れて、スリーブ側にOリングはめてシリンダーをセットしますよ~!

P1190128.jpg
シリンダーを入れる前に、ピストンリングの合口をサービスマニュアル記載道理に修正して(と言っても、厳密には、4ストのピストンリングは回転するようになってるので、エンジンが掛かれば結局ずれるんだけど、ま、気持ちの問題って事で(笑)オイルリングだけは、セットで回転する形になるので、オイルリング二本とエキスパンダリングの合口は確り決めておきましょ!)、カムチェーンレールとカムチェーンを括った紐をシリンダーに通したら、あせらず慎重にピストンリングをシリンダーに入れ込んでいきます。(ゼファーの時は、一度全ピストンを入れ終わった後、ベースガスケットを入れ忘れたのに気が付いて、またシリンダーを抜いて一からやり直しをしてしまった(滝汗)最悪だったのが、二度目が夕刻に迫ってて、急いでシリンダーを入れようとして、ピストンリングを折ってしまったのだ!!かけらがクランクケースに入って、除去するのに手間取った(同時にセルクラッチ交換でオイルパンを外したので、下から手を入れたり、上からマグネット棒で引っ掻き回したりと大変だったなぁ~)


P1190130.jpg
無事、シリンダー挿入完了!



次にヘッドの組み立て。
まだバルブ等をヘッドに組んでないから、まずはそこから。

P1190136.jpg
業者さんにバルブシートカットしてもらった時に、新品バルブとの擦り合わせもやっててくれたみたいなんだけど、やっぱり自分の目で確認しとかないと・・・って事で、本当に軽くですが擦り合わせしときました。
アタリは問題なさそうです。(問題あったら逆に怖い・・・)

バルブのチェック終わったら、画像取り忘れましたが、シリンダーヘッドに新品のバルブステムシールをセットします。(コイツが劣化すると、そこからオイルがバルブステムをつたって吸・排気ポート(主に熱の掛かる排気ポート側)に流れオイルが焼けてマフラーから白煙がでる、いわゆる“オイル下がり”が起きちゃいます。腰上オーバーホールではピストンピン類やガスケット、そしてこのシールを新品交換がお約束。他の消耗品は開けてからのお楽しみ?で私は今回嵌ってます(汗))

P1190132.jpg
そしたらバルブをヘッドに組みますよ~!

ステムシールをセットしたら、バルブステムに確りと二硫化モリブデン塗って~

P1190137.jpg

バルブスプリングシート→バルブスプリング(上下向き注意)→リテーナー入れたら、バルブスプリングコンプレッサーでバルブスプリングを締めこんで、リテーナー(バルブスプリング上部の傘)をバルブステムに固定させる“コッターピン”を入れてきます。画像ではラジペンで挟んで入れてるように見えますが、ラジペンに磁力が乗ってて、引っ付けた状態でコッターを落とし込んでます。普段は、磁力の付いた細いマイナスドライバーに引っ付けて落としてるんですが、今回は手元にあった磁石野郎がコイツだっただけです・・・)
綺麗に落とせたら、バルブスプリングコンプレッサーを静かに緩めていって、リテーナーに乗ったコッターピンがバルブステム溝に嵌ればOK。
P1190140.jpg
コッターピンが収まった状態です。

これを吸気二本・排気二本の計4本やって終了。

(ショップの常連さんにCBX1000(4バルブ6気筒)に乗っている方がいて、「さとちゃん、俺のヘッドも頼むわ」と言われてるのだが・・・流石にバルブ擦り合わせ→最後のシム調整×24本は泣きが入りそうになる。ま、今は冗談ですんでるけど、ホントにやらなあかんかも(滝汗)。自分のゼファーは4気筒だけど、2バルブ×4気筒の8バルブだから楽だったんだなぁ~)


で、話を戻して・・・

これはシリンダーヘッドをシリンダーに収めてからでも全然良いんだけど、一応、“シム調整”のお話が出たので、シムさんを紹介しときます。

P1190141.jpg
この“175”と書かれた鉄のプレート。これが“シム”です。175の数字は、1.75mmの厚みという事です。
シムはバルブステムの天辺に直接乗っかってて、このシムの上に↓

P1190143.jpg
この蓋のような“バルブリフタ”が乗っかります。

カムは、このバルブリフタを押して、バルブを動かすのですが、バルブが閉じた時(カム山がリフタに当たってない時)のカムとリフタの隙間が俗に言う“バルブクリアランス”になります。

バルブクリアランスについては後々に・・・と言う事で、まずはこの“バルブリフタ”

これ、とても重要な代物で、カムがバルブを押す時のアタリ面の役割だけではなく、シリンダーヘッドとのクリアランスが超肝で、カムによって上下する部品であると共に、バルブ=リフタは厳密に回転する(バルブスプリングが伸び縮みした時に、巻き方向に捩れながら伸縮するのでそれが回転力になる)物体でもあるから、傷や変形等でのシリンダーヘッドとの接触はタブーで、シリンダーヘッドとの接触を避けるためにヘッドとの隙間を大きくしてしまうと、今度は、カム室にオイルを貯める事が出来なくなってしまうとても精度の求められる重要なパーツなんです。
初めて手にする人は、「なんだこの蓋みたいなの」と思うかもしれませんが、外す時も、保管する時も、そして、シリンダーヘッドに挿入(エロイか?)する時も、オイルを確り塗りこんで、決して“無理やり”ではなく、角度を確り見定めて、ゆっくり丁寧に扱ってくださいね!(って、誰も聞いてないか・・・(泣))



バルブ4本をシリンダーヘッドに組み込んだら、お次はそのヘッドをシリンダーに載せますよ!

P1190146.jpg
シリンダーにダウエルピン嵌めて(私は軽くオイル塗布してます)ヘッドガスケット載せて、カムチェーンガイド(前部)を入れたら、チェーンガイド&カムチェーン(に括った紐)をシリンダーヘッドのカムチェーン室に通しながら、シリンダーヘッドをシリンダーに乗っけます。
P1190149.jpg



シリンダーヘッドが乗っかったら、シリンダー&ヘッドの固定に入ります。


まずはそのボルト類の処理(私のやり方なんで、参考までに・・・で留めておいてください。)

P1190147.jpg
シリンダーヘッドボルトの螺子部にはコレ使ってます。

P1190150.jpg
ボルトの螺子部には、上の焼きつき防止潤滑剤 LOCTITE CA-5を塗りこんで、ボルトのシャフト部には、写真には写ってませんが、WAKO'Sのブレーキプロテクター(耐熱800度らしい)塗りこんでます。

ただ単に気分の問題で・・・ですが(汗)


螺子処理済ませたら、トルクレンチで規定値&順番を守って締めこんでいきます。
(順番とか上げるのメンドイから、ちゃんとサービスマニュアル見てね)

P1190151.jpg
プリセット型のトルクレンチも持っているのですが(何故か二本も)、私は何故かこのプレート派。しかもアストロの安い奴(爆)コレ、フルスケール10kg・mだから使いやすいんですよね。
※一応、ちゃんと校正してるトルクレンチと同条件で比べてみて、差異が無いので安心して使ってます。





で、暗くなる前にカム乗っけて、バルブクリアランスを調べてみたら「あら~~」って事になっちゃった訳ですわ・・・(泣)







今日、そのバルブクリアランスのシム設定やったんで、明日にでもレポあげます。




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  1. 2013/02/10(日) 23:55:14|
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