緑と水の豊かな国に生れて

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TT250R Raid 錆びてしまうリアサスのリンクベアリング 

前回話に出した、リンクベアリングのネガティブな部分の紹介です。

自分のご臨終になってしまった、あのリンクベアリングでは、画像で説明するのも気が引けるので・・・

ヤフオクで落としたリンクをバラシながら説明しますね!

P1190559.jpg
ヤフオクで落とした中古リンク。業者さんが洗浄したみたいで、結構綺麗に見えるけど?

リンクのベアリング三つ(内ピロボール)は滑らかに動くのでひとまずOK。

でも、スイングアームに繋がるアームのシャフト(手で持ってる所)を回すとゴリゴリ感が・・・

早速バラシて見てみる事にしましょう!



P1190560.jpg
ゴリゴリしてたシャフトを抜くと、ニードルベアリングのグリスが水で乳化した状態になってますね。嫌な錆が出てないと良いけど・・・

P1190568.jpg
抜いたシャフト(ここにはカラーは無く、シャフトに直接ニードルベアリングが乗るようになってます)は、シールが当たる面とベアリングが当たる面に錆がのってますね・・・
ニードルベアリングは、ベアリングレールにグリスで引っ付いてるだけなので、マイナスドライバー当でほじくるとポロポロ落ちてきます。なくしやすいので注意が必要。

P1190570.jpg
ウエス&パーツクリーナーできれいにして錆をチェック。ベアリングレールとニードルベアリングは綺麗なもんですが、シャフトは錆びてますね。このまま使用すると、シールやベアリングにダメージが出ちゃいますので、後でペーパー当てて綺麗にします。


P1190588.jpg
さて、今度は、リンク本体の、私のRaidのリンクベアリングが腐っていた所。

リンクを手で動かした時は滑らかな動きをしてましたが、ばらしてみたら何とか少しだけグリスが残ってるものの、結構やばい感じでした。

P1190596.jpg
ニードルベアリングを取って、パーツクリーナーをぶっ掛けて磨くと、ウエスには錆び色の汚れがつきましたが、ニードルベアリングは問題なさそうな感じです。

P1190597.jpg
シールはリップ部のダメージが酷く若干硬化気味。何年使用したのか解らない物なので、今回のリンク部のシール関係は、全部発注掛けてます。(まだ手元に来てませんが・・・(汗))
マイナスドライバー等で、本体に傷をつけないように、シールを抜き取ります。

P1190591.jpg
ね、リップ部がガタガタになってるでしょ。
カラーとの密着性が落ちれば、ここから水が中に入って、ベアリングやカラーが錆びちゃうんです。

P1190594.jpg
シールを抜くと結構悲惨な状態になってますね・・・

P1190599.jpg
パーツクリーナーで綺麗にしてみると、ダメージも全然なさそうです。

ちなみにカラーですが、
2013030104.jpg
ここのカラーは分割式のカラーが使われているのですが、リンクの幅よりも余裕を持たせてあるためか、シールの外はモロ錆びてますね・・・(赤矢印部分)
この錆部分にリンクのシールが乗ってしまうと、先ほどのシールのようにシールが痛んでしまうので、後でペーパーで磨いて錆を落とします。
(ちなみに、この分割式のカラーが、TT250Rのネガティブポイントになる部品なんですね。内容は後に記載します)


P1190610.jpg
今度は、リンクがフレームに接続される部分です。
スムーズに動いてましたが、バラしてみれば、かなりやばい状態になってますね。
ここのカラーもシール部辺りに錆が載ってしまってます。後で磨かなきゃ。

ここも古いシールを抜き取って、ベアリングを綺麗に洗浄しときます。


最後に、リアサスがリンクに繋がる部分
P1190617.jpg
中はピロボールになってます。本来なら、カラーの内側にスポンジ状のダストシールが付いてるんですが、見事に無くなってますね。と言うか、グリスが抜けると、簡単に腐って無くなってしまうパーツなので、TT-R乗りの人は、何時もチェックするように心がけましょう。

で、カラーを抜くと・・・
P1190618.jpg
ピロボールに若干錆びが出てますが、指で動かすと適度な重さでスムーズに動くので、まだ死んでませんね。
本当なら、本体に嵌ってるCクリップを外して、ピロボールを抜いて洗浄・グリスアップが良いのですが、このCクリップが全然取れないので・・・

P1190622.jpg
ピロボールをグリッと回して、隙間からドライバー等でグリスを詰め込んで行きます。地道に全体的に入れ込んで行きましょう!


で、先ほど抜いていったニードルベアリングは・・・
P1190580.jpg
まずレールにグリスを塗りこんで、(私が使用したグリスは、定番中の定番、耐水・耐圧に優れたMAXIMA ウォータープルーフグリス。以前はBEL RAYのウォータープルーフグリス使ってたんですけど、このMAXIMAの毒々しい色と、異様に糸を引く粘着性が気に入って、今はコレばかり使ってます。CBRの時は、もう一つ高価なNUTECのマルチパーパスグリスを使いましたが、大変高価なので使う場所を限定してます。このMAXIMAでも十分すぎますがね(笑))

P1190582.jpg
その塗ったグリスに、ニードルベアリングを並べて引っ付けていき、


P1190583.jpg
全部入れ終わったら、再度グリスを上からグリグリと押し込んで完成です。

この作業、結構好きだったりします(笑)


ベアリング部はシールが車で、ココで一旦終了します。



お次は、先ほどの錆が乗っていたカラー磨き。
P1190627.jpg
紙やすりで地道に錆を落とします。

P1190632.jpg
この錆が酷い分割式カラーも、

P1190637.jpg
こんなとこでしょう。

P1190641.jpg
このスイングアーム部に接続されるシャフトも・・・

P1190642.jpg
こんなとこかな?(意地で削ると、シャフトが痩せちゃうので、程よく滑らかになる程度で十分です)


P1190643.jpg
これで一通り綺麗になりました!

後はシール類を入れて、仕上げのグリスをたっぷり入れて、完成です!!





さて、例の、TT-Rのリアリンク部のネガティブポイントなんですが・・・
TT250Rのリンクをばらした事の無い(またはグリスガンでグリス給油してる人)人は特に注意してご覧になって下さい。

2013030105.jpg
まずこちら、スイングアームとリンクから伸びたアームを接続するシャフトですが、先にも述べたとおり、この部分はカラーを使っておらず、シャフトにニードルベアリングが直接乗るかたちになってます。
スイングアームとリンクアームをこのシャフトでつないだら、シャフト左端からボルトでシャフトを固定します。

右端についているグリスニップルからグリスガンでグリスを圧入した時、グリスはシャフト内部を流れて、赤い丸の穴から外側に出てきて、両端のベアリング方向に流れていきます。アームのシール部からグリスが出てきたら、一通りグリスが流れた事になりますが、古いグリスが残る可能性は大いにありますし、グリスニップルからグリスを入れる場合は、当然内部が見えないので、ベアリングが既に錆びて固着していても、ある隙間からグリスが抜けてシール部から出てくる可能性もあります。
ま、グリスニップルの機能的には普通の事です。

次に、リンク⇔フレームをつなげるこのポイント。
2013030102.jpg

2013030101.jpg
上の画像で解ると思いますが、カラーはフレームに綺麗に嵌って、シャフトでカラーをフレームでサンドイッチする形でカラーを固定して、リンクベアリングはそのカラーの上を転がる?かたちになります。

まずグリスニップルから押し込まれたグリスは、①のシャフト内を通り、②の穴から外に出て、②と③の穴位置が合っていなくても、②の穴の外溝から③の穴へグリスが押し出され、ニードルベアリングに直接グリスが流れるかたちになっているのですが(グリスニップル式での当たり前の形)、穴が一つしかないので、グリスが一点からしかベアリングに流れないのと(グルグル回転するところでは無いので、ベアリング全体に流れるか不安)、古いグリスが固着していたり、内部で錆が出ていた場合も確認不可能なのが不安なところです。

ま、グリスニップルの機能的には普通の事です。


問題は・・・

P1190609.jpg
例のココ。リンク部真ん中のベアリングに位置する、スイングアームから来たアームが接続されるこの分割カラー。
ここの分割カラーは、画像のようにアームに取り付けられます。(リンクに通した状態で。今はわかりやすいようにリンクを外してます。)
そして、シャフトでこのカラーをアームと固定するのですが・・・

シャフトには、グリスニップルもついて、グリスが抜ける穴もありますね。

でもね、本来穴が開いてないといけないカラー部(一枚上の写真の③の穴)が、この分割カラーには空いてません!
私のRaidに元々付いていた分割カラーにも穴はありません。このヤフオクで落とした奴も同じく穴がありません。

この部分のリンク内部のベアリングも、もちろん分割カラーを軸にしてニードルベアリングが接触しているのですが、

カラーに穴が開いてないので、ニードルベアリングにグリスが流れません!!

それ以前に、ここにグリスガンでグリスを入れた事のある人は「?」と思った事があるかもしれませんが、ココだけ、異様にグリスが入っていかないはずです。
シャフトでカラー&アームを締め上げて、③の穴も無いんですから、
シャフト&カラー内は完全密閉状態になんですよ!

グリスガンで給油してて安心してる人も実は要注意なんです。

で、ここのベアリングにグリスアップしたいなら、
リンクをバラしてグリスアップするしか方法が無いんです!!

この部分、リンクを車体に取り付けると、一番下部になって水が流れ込みやすく、リンク幅よりもカラー部が長いので、カラーが飛び出る形になって、カラーが良く錆びるんです。
上で使用した画像ですが、
2013030104.jpg
ここね。
ココが錆びると、シールが痛みやすく、シールが痛むと水が入る。だからベアリングが錆びやすいんです。
雨の中を良く走る人や、ダートを良く走る人、かなりの確立で、ここの中のベアリングが錆びるのと、リンク⇔サスユニットのスポンジダストシールが痛みやすいので、常にチェックしといて下さいね~。

しかし、ヤマハさん、なんでこんな仕様?にしたんだろ・・・




ちなみに・・・ですが、

新車時に、こういったベアリング類に塗られているグリスの量は、

必要最小限
のグリスしか使われていません。(一円でもコストを抑えたいですから)



こんな話があります。
私の知っているモトクロス乗りの方が、以前新車のモトクロッサーを購入しました。
納車時、彼はトランポでショップにバイクを取りに着たんですが、バイクを車に乗せるのかと思いきや、ショップの外で、リアサス当のパーツを全バラし始めました。

聞くと、やはり、新車時のグリスは少ししか塗られていない・・・理由から、ベアリング類に全グリスアップを施しておりました。(実際に見てましたが、ホントに少ししか塗られていないんです。ちなみに彼はBEL RAYのウォータープルーフグリス使ってました。(笑))




前にも話に出ましたが、

例の有名中古車店を筆頭に、

リンク部等、固着(目で見て動きが悪い)や異音がしない限り、

こんなところ、バラシて確認なんて絶対にしてませんから、
(彼等は、それでも“完全整備済み”と言います)

外観綺麗で中身は悲惨。
良~くある事です・・・

中古車買う時は要注意です。(ココ以外にも、色んな所に罠が仕掛けられています。ステムベアリングなんかも良い例ですね)


TT-Rのりの皆さん、一度確認されたし・・・です

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  1. 2013/03/02(土) 03:08:09|
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